Other Furnituresその他の家具

安心を未来のかたちに 

地震に対する備えを、家具という立場で考えます

現在では、各メディアを通じて「緊急地震速報」が流れるようになりました。それが流れてから15秒ほどで揺れが始まると想定した場合、たった15秒間で屋外の安全な場所に避難することは難しいと言えるでしょう。そのようななか求められているのは、頑丈であり、いざというときに防災用品を有効的に使うことができるテーブルであると私どもは考えました。

現状では、大きな地震が起きるとガラスや家具、家電製品等を起因とした外傷を負うケースが数多くあります。しかし、「家具で命が助かった」「ケガを負わずに済んだ」というケースは少ないのではないでしょうか。そこで、星野民藝はなんとか家具で命を救う活動ができないかと考案したのが、この「防災テーブル“希望”-Esperanza Table-」です。

未来ある子供たちや、一人で逃げることが困難なお年寄りの方々、身体の不自由な方々にケガを負わせるわけにはいかないということが、この製品開発のコンセプトです。

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材料に対するこだわり

材料は強度が高い国産ヒノキ材を使用しております。ヒノキ材は古くから日本の風土に良く合うため、寺社建築をはじめ、高級建築材として使われるほか、家具材、造作材、建具材など幅広く用いられてきました。

良質な国産材を現代のニーズに合ったカタチに加工し、消費者に提供することによって、国内の林業を活性化できるのではないかと考えました。大切な資源を確かな技術で身近な家具に仕上げ、その家具が命を救う活動に貢献するといった好循環をもたらします。

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特徴と有用性

大きな特徴は、天板裏板の網状のゴムベルトです。この網に防災用品（飲料水、懐中電灯、携帯用ラジオ、小型のウェットティッシュ、スリッパ、カイロ、軍手、小型の毛布等）を収納できます。しかも、通常使用する上では収納部が見えないように設計しています。

「防災用品は準備しているが、どこに直していいのかがわからない」「普段は使わないので、手の届かない場所に保管している」では、もしもの時には対応できません。いかに通常生活に近い場所に直しておけるかが重要なのです。

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構造と強度

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